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東欧の想像力5
死者の軍隊の将軍
イスマイル・カダレ[著]/井浦伊知郎[訳]
2009年10月9日発行
定価:2000円+税
四六判・ハードカバー・304ページ
ISBN:978-4-87984-272-5 C0397
※現在、品切れとなっております

内容紹介

  第二次大戦中にアルバニアで戦死した自国軍兵士の遺骨を回収するために、某国の将軍が現地に派遣される。そこで彼を待ち受けていたものとは……
  国際ブッカー賞受賞作家カダレの代表作、待望の邦訳刊行。


著者・訳者紹介

イスマイル・カダレ  Ismail Kadare, (1936- )
  アルバニアの作家・詩人。1936年、同国南部のジロカスタルに生まれる。
  ティラナ大学卒業後、モスクワに留学するが、アルバニアとソ連の関係悪化をうけて帰国した。その後ジャーナリストとして活動しながら、詩や小説を発表。
  1963年の小説『死者の軍隊の将軍』が国際的に注目され、作家としての地位を確立する。労働党の一党体制下で制限を受けながら執筆を続けていたが、1990年にフランスへ亡命。翌年、複数政党制となった母国に帰国、現在も旺盛な執筆活動を続けている。
  代表作に本書のほか、『大いなる冬』(1977)など。日本語訳は『夢宮殿』(東京創元社)、『砕かれた四月』(白水社)等が刊行されている。
  第1回「国際ブッカー賞」受賞。

井浦  伊知郎
  1968年、福岡生まれ。1998年、広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。
  1998〜2001年、日本学術振興会特別研究員。
  専攻はアルバニア語学、バルカン言語学。
  著書に、『バルカンを知るための65 章』(共著、明石書店)、『アルバニアインターナショナル』(社会評論社)がある。


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※シリーズ「東欧の想像力』各巻