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シリーズ〈図書館・文化・社会〉3
時代のなかの図書館・読書文化
相関図書館学方法論研究会 編著
2020年4月27日
定価:3,000円+税
A5判・ハードカバー・v+274ページ
ISBN:978-4-87984-389-0
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内容紹介

  1950年代のアメリカ、占領期や1970年代の日本、2000年以降の上海など、さまざまな時代的・社会的状況のもとでの図書館・読書文化をめぐる論考群。
  シリーズ〈図書館・文化・社会〉第3巻。


【主要目次】
(吉田右子)戦後初期公民館構想における図書館の位置づけに関する批判的再解釈:なぜ図書館と公民館は分離して語られてきたのか
(川崎良孝)原則の遵守と公務員や市民としての義務との確執:『ラベリング声明』(1951年)と共産主義プロパガンダを中心にして
(杉山悦子)1950年代の『実践国語』誌上における俗悪書論争:学校図書館の選書に対する国語科教員の異議申し立て
(塩見昇)図書館法制をめぐる展開の考察
(拱佳蔚)読書の推進と上海図書館講座
(金晶 著 呉桐 訳)上海図書館国際交流処の歴史と展望
(中山愛理)アメリカ南部における児童サービスとその空間:アトランタ・カーネギー図書館とニューオーリンズ公立図書館を中心にして
(福井佑介)ピノキオ・コーナーの評価をめぐる理念と現実の確執:1970年代の「差別図書」問題と図書館の社会的責任


著者・訳者紹介

川崎良孝(かわさき  よしたか)
  京都大学名誉教授。
  著書に『アメリカ大都市公立図書館と「棄てられた」空間』(京都図書館情報学研究会, 2016)、『開かれた図書館とは』(京都図書館情報学研究会, 2018)などがある。

三浦太郎(みうら  たろう)
  明治大学文学部教授。
  著書に『図書・図書館史:図書館発展の来し方から見えてくるもの』(編著, ミネルヴァ書房, 2019)、『図書館と読書をめぐる理念と現実』(共著, 松籟社, 2019)などがある。

吉田右子(よしだ  ゆうこ)
  筑波大学大学院図書館情報メディア研究科教授。
  著書に『メディアとしての図書館』(日本図書館協会, 2004)、『オランダ公共図書館の挑戦:サービスを有料にするのはなぜか?』(新評論, 2018)などがある。

杉山悦子(すぎやま  えつこ)
  四国大学文学部准教授。
  発表論文に「「愛の教具」が戦後の沖縄にもたらしたもの:戦災校舎復興募金による購入図書を中心に」(『琉球・沖縄研究』5, 2017)、「戦中・戦後の読書指導:阪本一郎の場合」(『日本図書館情報学会誌』 65(1), 2019)など。

塩見昇(しおみ  のぼる)
  大阪教育大学名誉教授。
  著書に『日本学校図書館史』(全国学校図書館協議会, 1987)、『図書館の発展を求めて』(日本図書館研究会, 2007)、『新図書館法と現代の図書館』(編著, 日本図書館協会, 2009)などがある。

拱佳蔚(Gong Jiawei)
  上海図書館国際交流処副処長、上海図書館副研究館員。

金晶(Jin Jing)
  上海図書館国際交流センター「上海の窓」担当主任。
  著書に『図書館と読書をめぐる理念と現実』(共著, 松籟社, 2019)などがある。

呉桐(Wu Tong)
  京都大学大学院教育学研究科博士後期課程進学。
  発表論文に「<文献レビュー>史実と伝奇:清末民国初期における小説内外の女学生」(『教育・社会・文化:研究紀要』, 2017);「1930年代中国におけるモタ?ンカ?ールの身体表象:女性誌『玲瓏』を中心に」(『京都大学大学院教育学研究科紀要』 2020)など。

中山愛理(なかやま  まなり)
  大妻女子大学短期大学部准教授。
  著書に『現代の図書館・図書館思想の形成と展開』(共著, 京都図書館情報学研究会, 2017)、『トポスとしての図書館・読書空間を考える』(共著, 松籟社, 2018)などがある。

福井佑介(ふくい  ゆうすけ)
  京都大学大学院教育学研究科講師。
  著書に『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』(松籟社, 2015)、『図書館と読書をめぐる理念と現実』(共著, 松籟社, 2019)などがある。


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