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ウンラート教授 |
あるいは、一暴君の末路 |
ハインリヒ・マン 著/今井敦 訳 |
2007年10月19日 |
定価:2,200円+税 |
四六判・ハードカバー・320ページ |
ISBN:978-4-87984-255-8 |
在庫僅少です |
内容紹介
「ウンラート(汚物)教授」のあだ名で呼ばれる初老の教師ラート。ある日、生徒を追って夜の街に出た彼は、大衆酒場の若き歌姫に出会う。彼女とつきあううち、教壇の権威としての立場を忘れた彼は、社会憎悪の裏返しである破滅的愛を、彼女一人に注ぐようになっていく……。
マレーネ・ディートリヒ主演映画『嘆きの天使』原作。
著者・訳者紹介
ハインリヒ・マン Heinrich Mann, (1871-1950)
ドイツの作家。戦間期、ヴァイマル共和国を代表する知識人として活躍。作家トーマス・マンは実弟にあたる。
ナチス政権成立後、フランスに亡命。母国ではその著書は販売禁止となった。第二次世界大戦勃発後はアメリカに渡り、カリフォルニアで亡命生活を続ける。戦後、東ドイツの招きで帰国する予定であったが、直前に客死。
代表作は本書『ウンラート教授』のほか、帝政下の臣民根性を痛烈に諷刺した長篇小説『臣下』など。
今井 敦(いまい・あつし)
1965年生まれ。中央大学文学部卒業、中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。1996年から2000年にかけてオーストリアのインスブルック大学に留学、同大学にて哲学博士(Dr. Phil.)取得。
現在、龍谷大学教授。専攻は現代ドイツ文学。
著書に『三つのチロル』、訳書にヨーゼフ・ツォーデラー『手を洗うときの幸福・他一編』、トーマス・ベルンハルト『ある子供』『原因』がある。
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