シリーズ「創造するラテンアメリカ」について
ガルシア=マルケスをはじめとする〈ブーム〉の作家たちの登場以来、ラテンアメリカ文学は世界の読者に受け入れられているように見えます。しかし、ともすればラテンアメリカ文学=「マジック・リアリズム」の表面的な図式でとらえられがちなその奥に少し進めば、不気味で魅力的な作品群がまだまだたくさん待ち構えています。この地域の文学の、これまで紹介されてこなかった側面に注意しながら、新世代の作家の作品や非スペイン語圏(ブラジルやカリブなど)の作品も含め、ラテンアメリカの創造世界が発するさまざまな声を届けます。
刊行ラインナップ
創造するラテンアメリカ1 『崖っぷち』 (フェルナンド・バジェホ 著/久野量一 訳)
創造するラテンアメリカ2 『わたしの物語』 (セサル・アイラ 著/柳原孝敦 訳)
創造するラテンアメリカ3 『マクナイーマ―つかみどころのない英雄―』 (マリオ・ヂ・アンドラーヂ 著/福嶋伸洋 訳)
創造するラテンアメリカ4 『物が落ちる音』 (フアン・ガブリエル・バスケス 著/柳原孝敦 訳)
創造するラテンアメリカ5 『オルフェウ・ダ・コンセイサォン』 (ヴィニシウス・ヂ・モライス 著/福嶋伸洋 訳)
創造するラテンアメリカ6 『狂人の船』 (クリスティーナ・ペリ=ロッシ 著/南映子 訳)
創造するラテンアメリカ7 『共謀綺談』 (フアン・ホセ・アレオラ 著/安藤哲行 訳)
※すべて在庫ございます。
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