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  安藤哲行さんの連載「web版・現代ラテンアメリカ文学併走」を更新しました。今回は、2020年4月にcovid-19で亡くなった作家ルイス・セプルベダを取り上げています。

  →ルイス・セプルベダの死、そして最後の作品『白いクジラのお話』


新刊のご紹介


子どもの性欲の近代
幼児期の性の芽生えと管理は、いかに語られてきたか
小泉友則 編著
2020年6月30日
定価:4,200円+税
46判・ハードカバー・496ページ
ISBN:978-4-87984-391-3
在庫ございます

内容紹介

  本書は、近世後期から明治期における、思春期以前の「子どもの性欲」をめぐる学識者の主張を分析し、「小さな子ども」の「性欲」の問題が学識者によって語られていたことを明らかにしながら、「無邪気で無垢な子ども観」と「性的な子ども観」が同時進行的に近代に生じたことを論じています。
  近代日本においては、「子どもの性欲」という問題をめぐって、これまで考えられてきたよりも非常に数多くの議論が展開されていました。例えば、植民地主義的思想の影響で「女児の性的早熟」という現象が学識者に着目されていました。「わたしはどこから生まれたの?」という子どもの「誕生に関する質問」が、子どもの「性欲」の発生に関わると問題化されていました。また、近代における世界的な「性教育」論のムーブメントが、日本における「子どもの性欲」をめぐる議論の起爆剤の一つとなったことも、詳細な「性教育」の歴史研究の振り返りの中から明らかにされています。
  セクシュアリティの歴史研究、教育史・児童文化史研究に新たな知見をもたらす、著者初の単著です。


著者紹介

小泉友則(こいずみ  とものり)
  1987年生まれ。2012年3月、京都精華大学人文学研究科人文学専攻修了。2015年4月、日本学術振興会特別研究員(DC2)。2018年3月、総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究修了。博士学位取得(学術)。
  現在は関西大学・立命館大学・京都精華大学・京都文教大学・神戸看護専門学校非常勤講師。また、世界人権問題研究センター登録研究員。専門はジェンダー・セクシュアリティと教育研究。
  主な業績に、「校長講話の基礎研究――「校長の職務」における校長講話の「重要性」――」『年報 教育の境界』16号(2019年)、「統廃合によって学校がなくなった都市近郊地域のその後――京都府相楽郡南山城村高尾地区」(共著者:中西宏次)中島勝住・中島智子編『小さな地域と小さな学校――離島、廃校、移住者受け入れから考える』明石書店(2020年)、「お母さん/お父さん、ワタシ/ボクはどこから生まれたの?」への返答法の歴史:子どもの心の観察から性の教育へ」『女性学年報』37号(2016年)などがある。


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