 |
居場所づくりの原動力 |
子ども・若者と生きる、つくる、考える |
柳下換、高橋寛人編著/石井淳一、佐藤洋作、西野博之、奥地圭子 著 |
2011年12月25日 |
定価:1,900円+税 |
四六判・並製・320ページ |
ISBN:978-4-87984-299-2 |
在庫あります |
内容紹介
1980年代からのフリースクール運動の経験を、石井淳一さん(ことぶき学童保育)・佐藤洋作さん(文化学習協同ネットワーク)・西野博之さん(フリースペースたまりば)・奥地圭子さん(東京シューレ)・柳下換さん(鎌倉・風の学園)が語られています。
本書の目次
はじめに――――フリースクール(オルタナティブスクール)運動から学び引き継ぐもの(高橋寛人)
この本で話をしてくれる人たち/各回のテーマと講師/講師への質問
受講者への質問/居場所論/本書の学問的意義/非正規労働と青少年の居場所
「居場所」とは/貧困化と子どもの居場所/居場所と地域
社会との関係の中で育つ子どもたち(石井淳一×柳下換)
居場所の時間/寿との出会い/寿の子どもたち/寿という町
居場所を作ること/動物的な子どもたち/助けすぎない/立場の違い
話し合いから考える/大人の時間と子どもの時間/テクニック以前で話す
生きるエネルギーの傍らで/言葉のかけ方、ふりかえり方、距離のとり方
市民による協同の力で支える子どもたちの学習権(佐藤洋作×柳下換)
「教育の場」と「学びの場」/新しい住民運動――1980年代
社会参加へ――1990年代/働くことを学ぶ/活動のきっかけ
斜めの関係/支援者として/協同の難しさ/肯定する立ち位置
保護者との関係、仲間との関係/離職から考える/主体を回復する/言葉と立場
地域が持つ包摂力によって支えられる子育て(西野博之×柳下換)
子育てをめぐる社会状況/東京シューレから農業へ/居場所づくりへ
一緒に生きる場を作る/命の問題/ほっとする場所/なにもしない
誰のためなのか/子ども夢パークへ/失敗できる遊び場/子どもの世界を見る
わかることと伝えること/誰のための居場所か/ひとりではできない
自分の問題、相手の問題/いじめから考える/正しさの扱い方
面倒を取り戻す/面白いという感覚
子どもと共に考え、親と子の共同の力で作りだした学びの場(奥地圭子×柳下換)
アクチュアルな見方、リアルな見方/わが子の登校拒否から
親の会から居場所づくりへ/居場所の条件/NPO法人から公教育へ
不登校からの学校改革を目指して/80年代半ばのシューレ/シューレの伝統
想像力とコミュニケーション/多様な育ち方/「行きたくない」から考える
不登校の質は変わったか/居場所の理念/子どもと向き合うために
「教育」のオルタナティブとしての「学び」再帰運動の意味(柳下換)
教育のオルタナティブ/学校の時代/脱学校の時代
所属を問わない学びの場/学習カウンセリング/もうひとつのあり方のために
「生きる力」から/学びの相互交流性/居場所の値打
「運動」としての子ども・若者の居場所論(柳下換)
1 生活者を中心とした運動/2 キーワードとしての「運動」と「学び」
3 方法としての「聞く」こと/4 「対話」から見えてきたもの
5 講座としての「学び」/6 「対話」による飛躍によって獲得するもの
7 私たちにとっての「運動」/8 子ども・若者の居場所づくり運動
あとがきにかえて――――子ども・若者の居場所づくり運動から見た「3・11原発事故」(柳下換)
原発事故と私たちの文化/文化としての政治から見た原発事故と私たちの運動
文化としての科学と教育における、原発事故と私たちの運動/自己決定権の回復
年表
内容見本
本書の一部を、見本としてPDFにしました。立ち読み感覚でご覧下さい。
→『居場所づくりの原動力』見本ダウンロードはこちらへ
編著者紹介
柳下換(やぎした・かん)鎌倉・風の学園学園長/横浜市立大学非常勤講師
高橋寛人(たかはし・ひろと)横浜市立大学国際総合科学部教授
ご購入方法
本書は、大型書店を中心に、全国の書店でお求めになれます。
お近くの書店にないとき、お急ぎでご購入されたい場合は、小社へ直接お申し込みください。お電話でしたら075-531-2878まで。サイト上からのご注文は、左フレームの「お問い合わせ」→「書籍のご注文」からどうぞ。サイトから(あるいは電子メールで)ご注文いただいた場合は、送料無料です。書籍をお送りする際に、手数料無料の郵便振替用紙を同封いたします。
以下のサイトでもご購入できます。
→Amazon.co.jp
→hontoネットストア
→セブンネットショッピング
→ブックサービス
関連書
社会・教育