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レーヴェンシュテルン |
アドルフ・ムシュク 著 / 野口薫 訳 |
2015年4月21日 |
定価:2,800円+税 |
462ページ |
ISBN:978-4-87984-335-7 |
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本書について
長崎・出島まで辿りつきながら、ついに「日本」の地に足を踏み入れることのなかったロシア軍人レーヴェンシュテルン。
新たに組織された日本への航海隊に参加することもかなわず、彼の日本への想いは日ごとに募っていく。
一方、日本に近づいた航海隊の隊長ゴロヴニンは、松前の地で囚われの身となってしまう……
19世紀の日露交渉の史実を背景に、異なる国・制度・文化を背負った人々の出会いを、
そこでの衝突、理解、葛藤を、日本を深く知り愛するスイス人作家が描く。
著者・訳者紹介
アドルフ・ムシュク (Adolf Muschg, 1934- )
スイスの作家。1934年、チューリッヒ州に小学校教師の息子として生まれる。
チューリッヒおよびケンブリッジにおいてドイツ文学、英文学、心理学を修めた。
幼少時、児童書『ハンズィとウメ』を読んで日本への憧れを抱き、1962年に来日、国際基督教大学で2年間、教鞭をとっている。
日本滞在を題材とする小説『兎の夏』でデビュー後、数多くの小説、戯曲、エッセイ、評伝を著し、ヘルマン・ヘッセ賞やビュヒナー賞を受賞するなど、現代スイス文学を代表する作家として活躍している。
日本への関心を一貫して持ち続け、それを『コロンブスが発見しなかった島』、『永観、遅いぞ』などの作品に結実させたほか、東日本大震災直後に来日、小説の取材で北海道を旅したあと、各地で講演・朗読会を行った。
野口薫 (ノグチ・カオル)
中国天津生まれ。国際基督教大学人文科学科卒業。
法律特許事務所、国際基督教大学での勤務の後、中央大学大学院文学研究科に入学し、同科を修了。中央大学文学部講師、同助教授を経て、2013年3月まで中央大学文学部教授。
専攻はドイツ文学。
著書に『ドイツ女性の歩み』(共編著、三修社)、『聖書を彩る女性たち』(共著、毎日新聞社)など。訳書にアドルフ・ムシュク『ハンズィとウメ、そして私』(朝日出版社)がある。
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