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東欧の想像力
ヴァイゼル・ダヴィデク
パヴェウ・ヒュレ 著/井上暁子 訳
2021年3月12日
定価:2,600円+税
四六判・ハードカバー・352ページ
ISBN:978-4-87984-398-2
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内容紹介

  旱魃が続き、海が魚の死骸で埋め尽くされた1967年の夏。その異常な季節を、語り手「僕」 と仲間たちは、ヴァイゼルというユダヤ人少年と共に過ごした。夏の終わりヴァイゼルは姿を消す。そのときから今に至るまで、「僕」は問い続けている―「ヴァイゼルとは何者だったのか」と。
  発表されるや「10年に一度の傑作」と絶賛され、作者ヒュレの名を一躍高らしめたデビュー長編、待望の邦訳刊行。



著者・訳者紹介

パヴェウ・ヒュレ  Paweł Huelle (1957-)
  グダンスク(旧ドイツ領ダンツィヒ)に生まれる。大学卒業後、大学講師、自主労組「連帯」の広報宣伝スタッフ、グダンスク・テレビ支局長、文芸批評家などとして活動するかたわら詩を書き、文壇デビュー。
  代表作『ヴァイゼル・ダヴィデク』(1987)、短篇集『引っ越しの時代の物語』(1991)、長編『メルセデス・ベンツ――フラバルへの手紙から』(2001)、『カストルプ』(2004)ほか。世界各国語に翻訳される現代ポーランド文学の作家のひとり。


井上  暁子(いのうえ・さとこ)
  東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。
  現在、熊本大学文学部准教授。専門は、ポーランド語圏を中心とした中・東欧文学。
  主な著書に、『東欧文学の多言語的トポス』(編著、水声社、2020年)、『東欧地域研究の現在』(共著、山川出版社、2012年)、『反響する文学』(共著、風媒社、2011年)などがある。


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