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東欧の想像力エクストラ
私の人生の本
アレクサンダル・ヘモン 著/秋草俊一郎 訳
2021年9月10日
定価:2,000円+税
四六判・ハードカバー・240ページ
ISBN:978-4-87984-409-5
在庫ございます

内容紹介

  戦争、故郷喪失、愛する人との別れ……
  「それ」以前と以後で決定的に分かたれた《人生 lives》の、そのどちらをも受けとめながら、作家は言葉をつむぐ。
  ユーゴ内戦で故国を失い、英語で書くことを選んだ作家が「私の人生 My Lives」をつづったエッセイ集。

  「東欧」に関係づけられるエッセイや評論、紀行文などのノンフィクションを「東欧の想像力エクストラ」として刊行、その第1巻です。

  翻訳していただいた秋草俊一郎さんによる「訳者あとがき」を公開します。→こちらからどうぞ。


著者・訳者紹介

アレクサンダル・ヘモン  Aleksandar Hemon (1964-)
  旧ユーゴスラヴィアの構成国のひとつ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ社会主義共和国の首都サラエヴォで生まれる。
  大学卒業後、ラジオや雑誌の仕事を経験したのち、1992年、アメリカ合衆国の文化交流プログラムで渡米。滞在中にサラエヴォがセルビア人勢力によって包囲されて帰国できなくなり、そのままアメリカに留まる。   第二言語の英語での執筆をはじめ、2002年に発表した初の長編小説『ノーホエア・マン』(邦訳は岩本正恵訳、白水社刊)で高い評価を得た。
  現在はプリンストン大学でクリエイティブ・ライティングを教えながら、小説、エッセイ、映画やドラマ・シリーズの脚本など多ジャンルにわたって精力的な執筆活動を続けている。2021年12月公開予定の映画『マトリックス4』(仮題)では脚本の共同執筆をつとめる。


秋草  俊一郎(あきくさ・しゅんいちろう)
東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。
  現在、日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門は比較文学、翻訳研究など。
  著書に、『「世界文学」はつくられる 1827-2020』(東京大学出版会)、『アメリカのナボコフ─塗りかえられた自画像』(慶應義塾大学出版会)など。訳書に、クルジジャノフスキイ『未来の回想』(松籟社)、バーキン『出身国』(群像社)、ナボコフ『ナボコフの塊─エッセイ集1921-1975』(編訳、作品社)、モレッティ『遠読─〈世界文学〉への挑戦』(共訳、みすず書房)、アプター『翻訳地帯─新しい人文学の批評パラダイムにむけて』(共訳、慶應義塾大学出版会)などがある。


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