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越境を経験する
デンマーク公共図書館と移民サービス
和気尚美 著
2022年3月15日
定価:3,500円+税
A5判・ハードカバー・302ページ
ISBN:978-4-87984-424-8
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内容紹介

  1960年代から多くの外国人労働者を受け入れ、現在総人口の10%以上を移民が占めるデンマーク。多様な文化的背景を持つ人々が暮らすこの国で、公共図書館はどのようなサービスを移民に提供し、どのような役割を担っているのか。
  公共図書館サービス提供者、移民の背景を持つ図書館職員、移民の背景を持つ図書館利用者、の3者の視点から、公共図書館の果たす役割を包括的に検討する。


【主要目次】
1  序論
2  デンマークの公共図書館における移民サービスの変遷
3  デンマークの公共図書館における移民サービスの提供体制
4  デンマークの公共図書館に勤務する「エスニック・スタッフ」の役割
5  デンマークにおける移民の公共図書館利用
6  移民を対象とした公共図書館プログラムのエスノグラフィー
7  結論



著者紹介

和気尚美(わけ・なおみ)
  三重大学情報教育・研究機構助教。
  主な業績に、「デンマークの移民に対する公共図書館サービス:アクターの機能と関係に着目して」『日本図書館情報学会誌』vol. 61,?no. 3,?2015.9,?p. 135-151;「 移民・難民のくらしに寄り添う公共図書館」(共著『多文化社会の社会教育:図書館・博物館・公民館がつくる「安心の居場所」』明石書店,?2019);「デンマークの図書館のメーカースペース」(共著『北欧の教育最前線:市民社会をつくる子育てと学び 』明石書店,?2021)ほか。



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